2006/03/13
■[P2P]one^氏がポエニーを使ってPoenTropyを実装
PoenTropy α1(デー)
http://d.hatena.ne.jp/ultraist/20060311/p1
PoenTropy α1.2(デー)
http://d.hatena.ne.jp/ultraist/20060313/p1
ポエニー(poeny)開発者のone^氏が、ポエニーのソースコードを流用してPoenTropyを実装してくれました。仕事早いなぁ……。
詳しくは上記リンク先を見てもらった方が早いですが、すごく簡単に言うと、PoenTropy α1.2ではこんなことができます。
- ポエムのランダム表示(ランダむ)と、ポエムのアップロード(ポエむ)ができる
- ランダム表示は、"【合法】.*\.txt"で自動ダウンロードしたファイルからランダムに選択することで実現してる
せっかくアイディアを採用してもらったので、これは使わないわけにはいきません。とはいえ、最近の凶悪すぎるウィルスを見てると、普段使っているPCでWinnyを動かすのはちょっと恐いので……テスト用にVMwareの仮想マシン(Windows XP)を作って、そこにインストールしてみました。我ながらヘタレすぎ……。以下感想。
- 意外と使えます。Winnyネットワーク上の合法ファイルを一覧できて、これだけでも十分楽しめます(ポエムよりも、レシピやらブラックジョークやらの方が意外と多い)
- PoenTropy専用のWinnyネットワークを用意して、ユーザ数が十分増えたら、このままのソフトでも使い物になりそう
- でも、現状だと合法ファイルがあんまり集まらない(半日起動しっぱなしで100個に達しなかった。運が悪かっただけ?)
- Tropyと違って自分でタイトルを付ける必要あり(専用ネットワークを用意しない限り、ファイル名に手を付けるのは無理か)
- 自分で書いたポエムが表示されない仕様なのは、再編集できないのでやや不便な気が……
- ポエムの表示がやけに下の方までスクロールしてしまう
- ときどき固まる
というわけで、こうなるとPoenTropy専用のネットワークを期待したいところですけど、one^氏がPoenTropy α1.2(デー)で以下のように書いてるようにいろいろ課題はありそうです。
@ フューチャー
初期ノードCGIを作って、PoenTropyだけでネットワークを作ってみる。
今は、相手がほぼWinnyで更新してくれないから面白くないし、ファイルも一定数以上は集まらない。
ただ、逆にファイル数が増大するとジャンルわけか、なにかをしないと更新量が多すぎるようになる。
クラスタリングで少しはマシだと思うのですが、それだけじゃ足りないと思う。
ちなみに、PoenTropy α1.2のエントリに「ポエトロ」というカテゴリ名が付いてますけど、この略称いいですね。ポエポエ。
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ところで、僕は今まであまりポエニーのことを知らなかったので、この機会に少し調べてみました。と言っても、one^氏のサイトをざーっと読んだ程度ですけど。ポエニーの主な特徴は、こんなところでしょうか。
- Winny2プロトコル(Winny2b 7.1互換プロトコル)を喋る
問題になりそうな違法利用防止策として、以下の対策を取ってる
- ファイル転送の中継をしない(ダウンロード中の匿名性がない)
- ユーザーがキャッシュを完全に管理できる
- D言語で開発してる(読めません)
- キャッシュ管理にSQLite3を使ってる
- エアーエッジでテストしてる(!?)
参考1:ポエニー―readme.txt
http://imony.fbox.info/one/readme.html
参考2:ポエニー(途中)(デー)
http://d.hatena.ne.jp/ultraist/20051204/1133718038
ポエニーは、今後ちょっと(最近Winnyまわりがやけにドタバタしてるのでこっそりと)注目してみます。
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