無印吉澤(※新エントリはhatenablogに掲載中)

吉澤です。このサイトではIPv6やP2Pなどの通信技術から、SNSやナレッジマネジメントなどの理論まで、広い意味での「ネットワーク」に関する話題を扱っていたのですが、はてなブログに引っ越しました
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最新 追記

2007/08/05

[programming][Wiki]Ruby on Rails勉強中 & Wikiもどき開発中

そろそろWebアプリをまともに作れるようになりたいと思い立って、最近Webアプリの勉強を始めました。

どの言語を使うかは悩んだんですが、色々話を聞いてみるとRuby on Railsが楽とのこと。そこで、5月末あたりにRuby on Rails関係の本を買い込み、それ以来暇さえあれば勉強用のアプリ(下の画像のWikiもどき)をいじってます。

LinearNote

で、このWikiもどきのソースコードが結構大きくなってきたので、今年の夏休みの宿題として、8月中を目標にオープンソースで公開しようと思います。あまり大した機能はないんですけど、まあ、一度「オープンソースでプログラムを公開」ってしてみたかったので良い機会かなあと……。無駄にsourceforge使っちゃうぞー(暑さで変なノリ)。

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以下は、ここ2ヶ月を振り返ってみて、Railsについて気付いた事とか色々。

■ 開発環境

開発はすべてWindows XP SP2の上で行ってます。Webサーバ(Apache + Mongrel)とMySQLサーバの動作にはInstant Railsを使って、ソースコードの編集にはAptanaを使ってます。

どちらも、びっくりするくらい使うのが楽です。Instant Railsはボタン一発で必要なサーバが全部起動するし、AptanaはEclipseベースだから(Javaの開発でEclipseを使った経験があるので)簡単に使えました。Cygwinすら全く要らないみたいです。

以前、Ruby on Railsが出たてのころに、Linuxマシン上で「gem install railsで一発インストール!」とかやって喜んでたんですが、Instant RailsはそもそもRubyからしてインストールしてくれます*1。便利な世の中になったものですねえ。

■ 最初の感想:Ruby on Railsは神経質な人に向かない

世間の評判を聞く限り、慣れる人はすぐ慣れちゃうらしいですが、僕は1ヶ月くらい「もうRails使うのやめようかな……」とイライラしながらいじってました。

あまり話題に上がりませんけど、Railsって「なんだか分からないけど大抵の機能は何故か動く(そして少しでもレールから外れると何故か動かない)」という状況を我慢できない神経質な人には、結構辛い代物のような気がします(例:find_by_xxxメソッドは複数のレコードがある場合でも1つしかレコードを返さない。本には全然載ってないけど、そういうときのために実はfind_by_all_xxxメソッドがある、とか……)。

僕と同じ神経質タイプの人は、Ruby on Railsを導入するならその辺を覚悟しないとダメですね。まあ、一度慣れてしまえば、ある程度平気ですけど*2

■ 買ったり借りたりした本

初心者向けにまとまった情報のあるサイトは見あたらなかったので、とりあえず本をかき集めてみました。買ったり借りたりして、多少なりとも読んだ本はこのあたり。

この中で、個人的なオススメは最初に買ったこの本です。

Ruby on Rails入門―優しいRailsの育て方(西 和則) Ruby on Rails入門―優しいRailsの育て方(西 和則)

Ruby on Railsの本は、とりあえずscaffoldで見栄えのあるアプリを作ることを目標にして細部の説明をすっ飛ばしてしまってるものが多いのですが、この本はRailsの機能を広く、かつそこそこに深く解説していて参考になります。僕は、ネット上の解説で一通りscaffoldを触ってから、この本を見ながら色々機能を試しました。細かいことを気にしてしまう人にはお勧めのアプローチです*3

一方、細かいことなんて気にしないからすぐに実用的なアプリを作りたいという人には、こちらの本が良さそうです。Hyper Estraierを使った全文検索、なんて話まで載ってます。

ライド・オン・Rails Ruby on Railsを徹底攻略(吉田 和弘/馬場 道明) ライド・オン・Rails Ruby on Railsを徹底攻略(吉田 和弘/馬場 道明)

とはいえ、現在のバージョン(Rails 1.2系)に関する日本語の本はまだ出てないので、最終的には英語の文献頼みですけどね。

■ まとめ

なんだかんだ言いましたけど、改めて考えてみると、Ruby on Railsって使うの楽すぎです。

最初は1ヶ月くらいイライラさせられましたけど、とりあえず(10分では無理ですけど)1週間も経たずにそこそこ動くものは作れましたし。今更ながら、Railsが世間で騒がれるのも分かったような気がします。

*1 むしろ事前にRubyを入れてたら、Rubyのバージョン違いで問題が起こりました(ダメじゃん)。

*2 あと、Railsは関係ないですけど、CSSのデザインも結構つらいです。数年ぶりにまともにCSSをいじったんですが、未だにIEとFirefoxで解釈が微妙に違うのが、もう……。いい加減統一しろよ!

*3 ただ、1-1節だけ変なノリなのがアレですが……まあ、変なのはその部分だけなので大丈夫です。


2007/08/19

[P2P][SIP]第2回P2P SIP勉強会(第8回SIProp勉強会)のお知らせ

8/30(木)の夜に、新宿にて第8回SIProp勉強会(SIProp勉強会のサイト)が開催されます。

前回のSIProp勉強会では、「P2P SIP勉強会」と銘打ってVoIP(NGN/SIP)、P2P、IETF P2PSIPの基礎知識の解説が行われました。前回の内容については、以下のサイトをご参照ください。

で、今回の勉強会は、それらを踏まえた議論が展開される予定のようです。告知には書いてませんけど、恐らく「第2回P2P SIP勉強会」に相当する会になるのではないかと。平日の夜の開催なので、社会人の方は参加するのが難しいかもしれませんが(僕も出られるか不安です……)、ご興味のある方はSIPropプロジェクトの今村さん宛に参加お申し込みください。

以下は、SIProp勉強会のサイトから抜粋した告知です。

  • 日時

    • 2007/08/30(木曜日)
    • 19時〜2時間程度(その後、飲み会)

  • 会場

    • ATL Systems さんのコラボレーションラウンジ

      • 新宿のオークタワー17階

  • (とりあえず)参加受付中

    • どなたでも参加OKです。
    • メールアドレス:「info__atmark__siprop.org」(__atmark__ を、@(半角) に変換)まで、参加表明をお願いします。

  • 内容

    • P2PSIP.org的、P2P SIPとは?

      • dSIPについて
      • セキュリティーについて

    • ニーズから考えたP2P SIP(予定。変更の可能性があります。)


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