無印吉澤(※新エントリはhatenablogに掲載中)

吉澤です。このサイトではIPv6やP2Pなどの通信技術から、SNSやナレッジマネジメントなどの理論まで、広い意味での「ネットワーク」に関する話題を扱っていたのですが、はてなブログに引っ越しました
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2004/12/29

[P2P][検索]JXTA Search White Paperの日本語訳

IPAの未踏ソフト事業、「源氏物語の鑑賞支援ツール」など46件を採択(INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/12/21/5901.html

今回採択されたプロジェクトには、「共同体的P2P全文検索システムの開発」「逆PROXY型Webサーバ拡張システム」「ユーザ間の主観的センス共感度を用いたWeblog検索システムの開発」「源氏物語の鑑賞支援ツールの開発・整備」などの興味深いテーマが並んでいる。

「P2P」と「検索」という単語の組み合わせを見ると、僕なんかは真っ先に、JXTAの黎明期に開発されていたJXTA Searchというサーチエンジンを連想してしまいます。

で、それと同時に、以前にJXTA Searchのwhite paperを日本語訳していたのを思い出しました。まるで売れ残ったクリスマスケーキのように旬の過ぎた代物ですが、何かの参考になるかもしれませんので再び公開してみます*1。僕が学生時代に作った資料そのままなのでいろいろ変なところがあると思いますが、適宜修正しますのでお気付きになりましたらツッコミ下さい。

JXTA Search: 分散ネットワークのための分散検索
http://muziyoshiz.jp/archives/JXTAsearch_whitepaper.html

文書の日付を見れば分かる通り、これはもう4年近く前の文章です。JXTA Search自体の開発は開発者のGene Kanの死去によって完全に終了してしまっており、これに続くようなプロジェクトも僕の知る限りでは登場していないようです。せつない……。

というわけで、「共同体的P2P全文検索システムの開発」は是非頑張って欲しいですね。

[P2P]続・NECとP2P

今日(12/29)の朝日新聞朝刊に、NECのP2Pに関する記事が出ていました。どうやら以前紹介したP2Pwebについての記事のようで、その詳細は、とか氏のサイトにて詳しく紹介されています。

P2Pもブランド力(Proxyとか)
http://x.plala.jp/cgi-bin/blog/index.php?no=r492

Skypeも順調に普及しつつあるし、そろそろP2P製品が世間に受け入れられる準備が出来たってことなんですかねえ。

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(2005/01/04追記)
@IT:悪玉PtoPを安全・安心な善玉に、NEC(@IT)
http://www.atmarkit.co.jp/news/200501/05/p2p.html

同社では分散したコンピュータ・ネットワーク資源を共有することによるPtoPの拡張性のメリットを最大限に追及し、将来的には100億人規模のネットワークでも情報交換が行えることを目標としている。

*1 以前は、僕が所属していた研究室のサイトで公開していたのですが、卒業した途端に問答無用で後輩に消されました……。

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